不登校の子供がちょっと良くなってきた時 「親」に気付いてほしいこと
こんにちは、虹多真希(にじたま)です。
今回は、以前
子どもが不登校の保護者のための
「ちょっと良くなってきた時」
(講師・阿部伸一さん)
という講演を
聞きに行った時のことを
書こうと思います。
この記事をを読んで
不登校の子どもがいる保護者の方の
肩の力を
少しでも抜くことができたら
うれしいです。
我慢して頑張らなくても
自分を大切にしながら幸せになる方法が
あることを知ってほしいです。
少人数(8人)の
集まりだったので
講演会後にあった
保護者だけの
懇親会も楽しかった。
軽く自己紹介をした後
8人で
近況や、困っていることなどを
話していった。
みんな
本当に誠実で優しくて
なんて良い人たちなんだ!
と思う方ばかりだった。
だんだん打ち解けて
本音で話すうちに
今回のテーマ
「ちょっと良くなってきた時」
の中で
それぞれに
新たな悩みを抱えている
話になった。
初対面でも、
同じ不登校の子どもがいる境遇なので
親しみが半端なかった。
ある保護者の方
Aさんは
「中3の息子が、
だいぶ落ち着いてきて
先日
『明日、学校に行こうかな』
とボソッと言ったんですね。
私は嬉しかったけど
ここで無理させたら
良くないって思ったから
『そうなんだ』って
落ち着いて聞いて
ニコニコして
見守ってこう
と思ってたんですが。
でも、夫が
「よーーーし」
とか言って
すっかりその気になって
翌朝、息子が
起きられなかったら
『何やってんだよ。
早く起きろ。
行くって言っただろう。
また嘘をつくのか!』
って追い詰めるようなことを
言って。
もう、本当に台無しで…」

「あああ」
「それアルアル」
「めちゃめちゃ残念」
その場を囲むみんなが
一斉に
顔をしかめたり
それぞれに思いを
つぶやいた。
そしてBさんが続いた。
「うちもです。
『勉強やろうかな?』
って息子が
ポロッと言っただけなのに
それを聞いて夫は
「やるって言っただろ。
なんでやらないんだよ。
いつまでやらない
つもりなんだ」
って追い討ちをかけて。
結局、息子は
「絶対やらない」
ってなってしまって。
本当に
黙っててほしかったです」
あちゃーーー。
さらにCさんも
「なんか似てます。
うちも、ちょっと
息子が
「明日は行く」
って
言ってきたことがあって。
次の日行けなかったから
私が
「いいよ
無理しなくて。
行ける時に
行けばいいんだよ」
って私が言ってる側から
「行くって言ったよな?」
って、夫が責めちゃって…
気持ちを
抑えられないみたいで」
出るは出るはの
夫の暴走エピソード。
でも、何より
驚いたのは
AさんもBさんもCさんも
旦那さんに対して
「なんでそんなことを
言っちゃうの?」
と責めたり
自分の要望を伝えたりを
一切してなかった!!
ということだった。
わかるよーーー!!
その気持ち、わかるわかる!!
でももっと
全然
言っていいのにーー!

夫に対して
何の抗議もせず
黙っていていいのか?
夫を改善させようと
しないのか?
この諦めモードに私は、
ダメよダメダメーーー!
(古っ)
もう止められない、と思い
話し出していた。
私「うちも以前
夫が長女にそういうことで
怒鳴ったことが
あって。
私は夫が怖くて
言っても聞き入れて
もらえないと
諦めてしまってたんですが。
今思うと、
夫自身の承認欲求が
満たされてなかった
なーと。
だから夫は、
イライラして
子どもに対しても
感情を抑えられなくて
ぶつけてしまったんだと
だいぶ時間が経って
今は、思ってます。
実際には、夫が、
子どもに対して
妻の100分の1くらいしか
頑張れてなくても
「あなたが、
あなたの視点で
子どものことを
一生懸命考えてくれてること
ちゃんとわかってるよ」
とか
「子どものために
頑張ってくれて
ありがとう」
とか、なんかもっと
肯定したり、
感謝を伝えられてたら
違ったかなぁと。
私自身はね、言えなかったんですが……
その後に、
「あなたの気持ちをそのまま伝えると
子どもは、自分を否定されたと思って
しまうかもしれないから。
ここは、否定しないで
子どもを見守って欲しい。
とあの時、
感謝を言ってから
伝えられていたら
もしかして夫が
聞く耳を持ってくれたかもしれない
と思えてます」
と言った。
なぜか
「私は言えなかったんですが」
のところで
笑いが起こった。
あれ?
まじめに言ったんだけどな。
ま、いいか。
以前は
そんなぶち壊しにする
夫に対して
「二度と言わないで!」
と毅然とした態度で
言った方がいい!
と思っていたけど。
そう伝えることは、
いきなり
夫の言い分を否定して
夫の怒りを煽(あお)ることになりかねないと
だいぶ時間が経ってから
やっと気がつけた。
回り道をしまくった今だから
わかることだった。
保護者の方から
「それじゃあ、
子どもが増えただけ、笑」
という声も聞こえた。
「ホントそうだよねー」
うんうん。
そんなのやってられなかったら
「母は、やってられない」
と全力で言い切ってもいい!とも思う。
実際問題、
夫が怖くて言えないとか
それが言えたら苦労しない!
と、思う部分はあると思う。
だからこそ、
感謝から入って
その後、自分の気持ちを
素直に言ってみてほしい。
Cさんが
笑顔でうなずきながら
「ありがとう」
と言ってくれた。
私の心の声は
AさんとBさんにも
届いたかな。
夫に言われっ放しの
お母さんたちを見て
3年前の
過去の自分を見ているようで
心が苦しかった。
だからこそ
効率的で正直な
アクションをしてほしいと
伝えたかった。
そこに来た7人中3人が
夫の暴走を止められて
いなかった。
全体の
約43%だ。
そんな高い割合の
お母さんたちが
夫に我慢して合わせていた。
まず、
自分が我慢している
という現実を
知ってほしい。
そして、
我慢しなくてもいいという
選択肢があることに
気付いてほしい。
我慢して頑張らなくても
自分を大切にしながら幸せになる方法が
あることを知ってほしい。
我慢して夫に合わせて
妻がそのストレスに
耐え続ける夫婦の状況は
子どもの状態が
良くなっていくのを
妨害することにもなる。
そのことに
気付いてほしい。。
私がずっと長い間気づけてなかったから。
せっかく子どもが
「ちょっと良くなってきた時」
だから。
このまま
もっと良くなってほしい。
夫婦の問題は
なかなか
自分一人では
気付けないから
客観的な視点を
取り入れて
できるだけ早く
現状に気付けると
いいなと思う。
そんなあなたのために
こちらをクリックして【相談する】ボタンからお申し込みください。
↓ ↓
にじたまの個人ページ
◆関連記事◆
子育ては両親がするのが一番良いという社会通念に負けない!
「男コピーライター、育休をとる」子育ては両親じゃなくてもいい」
衝撃!私ってジャイアンだったんだ
「さよなら 世間体 さよなら ジャイアン」