シングルマザーが子供との生活でわかったこと
離婚をすることで、何よりもいちばん配慮しなくてはならないことは子供のことです。
出来るだけ環境は変えたくないし、寂しい思いもさせたくないと考えるものです。
しかし、親が心配するよりも子供の順応性は以外と高いのかもしれません。
離婚後、子供3人を連れて新しい生活をスタートさせたまいさんは、生活の中で子供の環境の変化への柔軟性と成長に日々驚かされていると言います。
そして、シングルマザーまいさんにも子供に対しての変化があったようです。
離婚後、まいさんが感じた子供のこと、自分のことをお話頂きました。
子供の心の汚れは部屋の汚れだった!?
通常であれば「子供にとっては両親がそろっていた方がいい」のかもしれませんが、関係が冷え切った両親のもとで生活をする子供たちの心への影響は計り知れません。
その観点から言っても、安心して生活できる環境を子供たちに提供できるようになったことが、シングルマザーの子育てにおいて一番のよかったことだと思います。
実際、離婚後環境が変わり、子供たちも、自身の住まいに愛着がわいたようで、率先して掃除をするようになりました。
以前は部屋が汚れていることにも気をとめない様子でしたが、心に余裕が生まれ、汚れにも気がまわるようになったようです。
心の汚れは部屋の汚れにもつながっていると感じる出来事でした。
夫婦関係のストレスに子供たちが巻き込まれなくなった
子供たち同様、私自身も婚姻期間中の多大なストレスから解放されたことで、心に余裕が生まれました。
シングルマザーになり、日々駆けずり回るような生活に、心の余裕なんてないのだろう、と思っていた私にとってこの点は意外でした。
それほどまでに婚姻期間中のストレスが自分自身を追い詰めていたのだと感じました。
以前は、夫へのイライラの矛先を子供たちに向けていた理不尽な母親でした。
しかし、離婚をしてからは、シンプルに母親と子供たちだけの関係になり、しっかりと子供と向き合えるようになり、理不尽な叱り方をすることもなくなりました。
シングル家庭は子供の自立を促す
私にとっての子育てのゴールは子供たちを自立した人間に育てることですが、シングルマザーとなったことで、子供たちの自立が加速したように思います。
両親の離婚は子供たちにとっては、彼らが今まで直面した一番の困難だったかもしれません。
その分、辛い思いはたくさんさせてしまいましたが、大人が考える以上に子供たちは柔軟に環境に適応してくれました。
その過程での心の葛藤は子供たちを頼もしく成長させてくれました。
また、生活面においても、シングルの母親を補佐するように、家庭のあらゆる場面で手を貸してくれるようになり、親に依存していた子供が家族の一員として役割を果たしてくれるようになりました。