子連れ離婚体験談 離婚してよかったとわかった大切なこと
今、子連れ離婚に悩んでいる方の中には、離婚後のことが何より不安に感じている方もいると思います。
離婚をしたけど、経済的、住居、子供のこと等、そして生活していけるのだろうかと思い、一歩踏み出せないでいるのではないでしょうか。
でも、生きていく上で何よりも大切なのは、あなたの心身です。心も身体も健全であること。健全であればこそ、いろいろな困難にも立ち向かっていけるのではないでしょうか。
そして、母としても強くなれるのではないでしょうか。
ここでは、ずっと離婚に悩んでいた末、段階を経て離婚をした百生まいさんの「離婚してよかったこと」です。
離婚により、百生さんの気持ちの変化がとてもよくわかります。
これを読んで、少しでもあなたの悩みが軽くなりますように。
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離婚をして、シングルマザーとなり、「さぞかし大変だろう」と思われがちですが、そんなことは全くありません。
離婚は私にたくさんの幸せをもたらしてくれました。具体的な内容をあげれば、大なり小なりきりがないですが、多大なストレスから解放され、それに伴い子供たちとの関係が改善したことが一番の幸せかもしれません。
日々心のトゲが消えていく…ありのままの私に再会
大っ嫌いな相手と過ごす日々はあまりにも不健全でした。日々顔を合わせるだけでなく、同じ住まいで共に生活する日々は苦痛以外の何物でもありませんでした。
夫の言動のすべてが気に障り、イライラする毎日。
次第にイライラが恐怖にかわり、夫がドアを閉める音、ドスドス音を立てて歩く音…荒々しい行動のすべてが私への嫌がらせなのではないかと被害妄想になり、夜も眠れず、精神科に足を運んだこともありました。別居に踏み切る前の最後の1か月は髪の毛がバンバン抜けました。
心身共に追いつめられた、私の性格はトゲトゲして、冷たい人間になっていたと思います。
それらのストレスから解放してくれた別居と離婚。日々、本来の私を取り戻しつつあります。
「そぉいえば、私ってこんな人だったな」
久々に再会する自分が懐かしく、そして心地いいです。
子供たちとの関係も良好に
婚姻期間中はいつもイライラしていた私。
その原因は夫であるにも関わらず、夫に向けても解消されない気持ちの矛先が子供たちに向かうこともありました。子供たちからすれば、理不尽な母親だったと思います。
次第に家に帰ることが憂鬱になり、私は夜遅くまで仕事に没頭し、子供たちはベビーシッター任せ。土日も夫と同じ空間にいることが苦痛で、予定を詰めて外出ばかりし、子供たちとゆっくり向き合う時間は減っていきました。
しかし、別居をしてからは、子供たちの待つ家庭が大好きになりました。仕事は毎日定時に切り上げ、すぐに帰宅。土日ものんびりと子供たちと家で過ごすようになり、子供たちとのコミュニケーションの時間も増えていきました。
夫の多大なストレスからも解放され、理不尽な叱り方もしなくなりました。当然、両親の離婚は子供たちにとっては一大事でしたが、ゆっくりと子供たちと向き合う余裕が持てたことで、逆に母親と子供たちの絆を深める好機であったと感じています。
周囲の目にも明らかな私の変化
ストレスからの解放は、私の外面にも大きな変化をもたらしてくれたようです。私の離婚について知らない周囲の方からも、 「最近イキイキしてるね」「なんだかふっきれた感じ」「キレイになった」とポジティブな言葉を多々もらいました。
日々の生活の中心である家庭にストレスがあると、すべての歯車が狂ってしまいます。婚姻関係に多大なストレスを感じていらっしゃるのであれば、いきなり離婚という選択でなくても、まずは物理的な距離を取るという意味で別居だけでもしてみることをおすすめします。金銭面や子供のことなど、踏み切れない理由は様々だと思いますが、何よりもあなた自身が心身ともに健康であることが大切ですから。