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意外とやってしまう、離婚に不利になること

口頭で言ったことは効力あるの?

離婚の話し合いをしていると、どうしても感情的になり、口論になってしまうことがあります。
その結果、冷静なときには決して言わないような言葉が、思わず口をついて出てしまうことも少なくありません。

たとえば、まだ離婚するか迷っている段階にもかかわらず、
感情の高ぶりから「もう離婚してもいいよ」と言ってしまった、あるいは相手に言われてしまった、というケースです。

しかし、この一言だけで、直ちに「離婚が成立する」というわけではありません。
たとえ調停や裁判において、パートナーが「相手は離婚に同意していた」と主張したとしても、それだけを理由に、すぐに離婚を命じられる可能性は高くありません。

ただし注意が必要なのは、その発言が録音されており、調停や裁判で証拠として提出された場合です。
その場合、調停委員や裁判官に与える印象としては、発言した側が不利に受け取られる可能性があります。

逆に、あなたにとって有利にするには

調停においては、調停委員の心証を良くすることが非常に重要です。
調停は裁判とは異なり、人と人との話し合いをベースに進められるため、調停委員が受ける印象や評価が、進行や方向性に大きく影響します。

先日も、
調停の場で感情的になってしまい、結果として調停委員の心証を悪くしてしまったケースがありました。
その結果、調停委員がパートナー側に有利となる情報や視点を伝えた可能性があり、ご本人にとって不利な形で調停が進んでしまった、というご相談です。

裁判の場合は、調停ほど「心証」が直接的に影響することは少ないとはいえ、それでも裁判官も人である以上、当事者の態度や言動から受ける印象が、判断に影響を及ぼす可能性は否定できません。
その意味では、裁判においても裁判官の心証を良くしておくことは大切だと言えます。

こうしたことから、
パートナーと話し合いをする際には、
・できる限り冷静でいること
・感情に任せた発言をしないこと
・特に「言葉の選び方」に細心の注意を払うこと
 が非常に重要になります。

あなたが冷静で落ち着いた姿勢を保っていれば、逆に、パートナーの方が感情的になり、あなたにとって有利となる発言を引き出せる可能性もあります。

離婚に向けた話し合いは、感情を揺さぶられる場面が多いものです。
だからこそ、「感情」ではなく「戦略」としての冷静さを意識することが、結果的にご自身を守り、有利な状況をつくることにつながります。

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