知ってほしい!離婚であなたが子どもにしてあげられること
親が離婚した子どもは、精神的にかなりのダメージを受けてしまいます。
それまでは、お父さんがいてお母さんが居る当たり前の生活環境が変わるのですから。
離婚時の子どもの年齢によっても違うと思いますが、例えば、子供が小さければそれほどのダメージは無いと思います。
ですが、物心がつく年齢になると生活の中でそれを感じてしまうようになるのです。
幼稚園などに入ると、父の日などさまざまなお父さん行事があります。
なぜうちにはお父さんが居ないんだろうと思うでしょう
まして、「お父さんの似顔絵を描いてみましょう」など、子どもの気持ちを思うと、とても切なくなります。
子供は子供なりにたくさん乗り越えて成長していくのです。
そして、子どもたちにとって何よりも大切なことは子どもたちが教えてくれます。
離婚直後のハルさんと子どもの出来事からみてみましょう。
離婚後、学校の参観日の出来事です。
子供が学校で絵を書いてきました。
私は何とも思わずその絵を見て「もう少し上手に書けないの」などと軽く言っていました。
後日、参観日の時にそれが掲示されていて、先生から絵を見て何かを思いましたかと聞かれました。
もう一度絵を見てみると、子どもの自画像でしたが、服は暗い色で背景も暗い色でした。
口元も笑ってはいません。こわい顔をしていました。
周りの絵を見ると、顔は笑っていて、明るい色を使った絵でした。
私は気づいていなかったのです。
子どもの心の中は暗いのだという事に。
子どもに聞いてみると・・・
「お母さんもいつも暗い顔をしてるでしょう」と言われました。
そこで気付いたのです。
確かに仕事、家事、お金のこと、いろいろ大変で、最近笑ってなかった、
お母さんが笑っていないと子供も辛いんだということに。
それから、とにかく子供の前では明るくいようと心に決めました。
しばらくして、私は周りの人から「明るくなったね」と言われるぐらいになりました。
そして、子どもたちも学校で、とても明るくかなり変わったと先生に言われました。
子どものために出来る事
家庭環境で子供の気持ちは色んな方向へと変わってしまうのです。
子供は親の背中を見て育つといいます。
母親が頑張って自分に自信をもって行動していれば、子供はついてきてくれます。
頑張っている母親を尊敬してくれるはずです。
ハルさんもそうしたように、たくさん子どもに笑顔を与えてあげてください。
それは、悩んでいたり、夫婦関係がうまくいかなかったりしている時も同じです。
子どもが可哀想と思ってずっと離婚せず頑張っているけれど、母親が日々暗い顔をしているのならば、
それだけで、子どもを辛くさせているかもしれません。
たとえ離婚を決断したとしても、子どもの前では笑顔でいてあげてください。
子供は安心した気持ちになれるはずです。
確かに、家庭の生活は笑顔だけではすべてが上手くいくわけではありません。
しかし、少しでも離婚後の家庭環境を子どものために安心できる場所にしてあげましょう。