離婚前に別居をする、メリット・デメリット
離婚を考える時に、少し冷却期間をおくために別居を検討される方もいらっしゃると思います。
今回は、「別居」のメリット、デメリットをお伝えしたいと思います(^ ^)
メリット
「離婚をしたい」と思っている方にとっては、別居をした方が良い時があります。
もし今、あなたが調停中だとしたら、おそらく夫との話し合いは円満に進んでいないのではと想像します。
だとしたら、一緒に住んでいると、日々夫と口論をしているか、逆に全く同じ家にいても会話はない状態など、どちらにしても、あまり良い状況ではないと思うんですね。
そうすると、普段、家で顔を合わせているのに、調停で離婚の話し合いをする状況になるため、家での関係がそのまま調停へ持ち込まれるので、話し合いが難航化してしまう可能性がありますよね。
あと、あなたの精神的な面でも、辛いと思います。
夫と一緒の家に住んでいると、どうしても離婚のことをいつも考えざるを得なくなるので、とてもしんどいと思うんですね。
別居をすることで、少し気持ちを切り替えることができるかもしれませんよね。
もう1つ大きなメリットは。
裁判になった時に、別居期間も、夫婦が破綻をしているかの目安になるんですね。
つまり、夫婦が破綻をしていると裁判所が認めれば、離婚する理由となり離婚ができるのです。
これには、ある程度、別居期間が必要になので、別居してすぐとは行かないので、そこは注意してくださいね。
デメリット
「離婚をしたくない」と思っている方には別居はおすすめできません。
それは、別居をされた方の多くの人が、結果、離婚に至っているからなんですね。
別居をする時は、少し離れて様子をみることで、夫婦、あるいは家族といることの大切さに気がついてもらえるかもしれないと思うこともあるかもしれません。
しかし、実は、逆で、離婚をしたいと思っている側にとっては別居をすることで、もう戻れないと思ってしまうことの方が多いのです。
あと、離婚をして欲しいと言われている側にとっても、別居期間をおくことで、もうもとの関係に戻すのは難しいのかもしれないと、考えが変わってくることもあるんですね。
それは、少し距離をおくことで、夫婦・家族で一緒にいない生活に慣れてくるというのもあります。
また、冷静に離婚のことを考えることができるようになるので、改善は難しいと思えてくるというのもあるんですね。
最大のデメリットは。
夫とやり直しをしたい、つまり離婚をしたくないと思っているとしたら、修復に向けてあなたが行動を起こさないといけません。
やり直しをするには、あなたが変わったことを夫に分かってもらうのもそうですが、あなたと一緒にいると「楽しい」とか「幸せ」だと、思える環境にしなくてはならないんですよね。
別居をしていると、なかなかそこを夫に伝えるのが、難しくなってしまいます。
別居をして修復を一度はされた、俳優の「金山一彦さん」「芳本美代子さん」のようなこともあるので、絶対ではありません。
方法がないわけではないなんですね。
でも、時間がかかってしまうのと、離婚へのリスクが大きくなってしまうので、できれば避けた方が私は良いと考えています。
離婚をしたいと思っている方にもデメリットがあります。
「離婚をしたい」と思っている方でも、まだ離婚の話し合いをしていない、或いは、話し合いが比較的スムーズに行っているとしたら、別居をしない方が良いのかもしれませんよ。
離婚をする時には、離婚条件を決める必要がありますよね。
その離婚条件を少しでもあなたの希望にそうようにするためには、夫と別居をしていると難しいことがあるんですね。
それは、あなたにとって良い条件に同意してもらう為には、一緒に住んで夫に「あなたの為にもしくは子供の為に、少しでも力になってあげよう」と思ってもらえるようにするのが、実は賢いんです。
その為には、別居をしてしまうとなかなかその思ってもらる為の対策をすることが難しくなるので、そのあたりも含め、あなたはどうすることが良いのかを選択してくださいね。
離婚もそうですが、別居も一時の感情で決めるのは、おすすめできません。
少し冷静になり、あなたにとってどうすることがベストなのかを考えてみてくださいね。