離婚をする夫婦の３つの特徴

離婚を考えているお客様の話を伺っていると、離婚を考え始める前に、似たような状況になっている方が多くいます。
でも、その時には、まさか、そんなことで離婚に至るとは思っていないので、ここでは、離婚を回避していただきたいという思いから離婚する夫婦の特徴をお伝えさせていただきます。

【離婚率の高い時期】

昔は、子はかすがいという言葉があり、今でも、「子供がいるのだからまさか離婚を言い出すことはない」と思っている方が多いのですが、実は、そうでもありません。
今は、子供が小さい時に離婚をされる夫婦が増えているのが現状です。

理由は、産後クライシスの問題や、子育てなどに対する考え方の違い、また子供が生まれたことで夫婦のあり方が変わり、そのあり方への考え方の相違などがあると言われています。

実際には、次のようになっています。
１位　０〜２歳　３４．６％
２位　３〜５歳　２０．４％
３位　６〜８歳　１１．８％

　　　　　　　　　　　　　　　平成23年度全国母子世帯等調査結果報告

【離婚の動機】

１位　性格が合わない
２位　異性関係
３位　暴力をふるう
　　　　　　　　　　　鈴木清明著　「離婚のすすめ方と手続きのすべて」から

離婚の動機には、昔は、「性格の不一致」は入っていなかったのですが、今は、１位になっています。
つまり、日頃の不満が蓄積して離婚される方が増えているということが、ここで分かると思います。

私の実感ともここは合致するところなのですが、では、具体的に離婚する夫婦には、どんな状況の方が多いのかをお伝えしますので、ご自身の場合は、どうなのかここで考えてみてくださいね。

【夫婦の会話がない・口論が多い】

私のお客様でも、しばらくパートナーと話をしていませんという方が、多くいます。
その根底には、
「何か話をすると口論になる」
もしくは、
「嫌な気持ちになるので、できるだけ話をしない方が良い」
と考えるようになってしまったからということがあるかと思います。

最初は、違和感があっても、会話のない生活が長く続くと、なくても、日々の生活は成立してしまいます。

でも、実際には、家での生活は、決して快適とは言えないので

男性は「できるだけ家に早く帰りたくない」
女性は、「夫はできれば遅く帰ってきて欲しい」

といった感じになってしまいます。

そうなると、夫婦ではなく同居人のようになり、これがだんだん蓄積するとどちらかが、どこかで心が弾けて「離婚をしたい」と考えるようになってしまいます。

【我慢を強いられる関係】

育った環境も違うし、そもそも異性なので、脳の構造、考え方、価値観は違います。
なのですが、自分の考えが正しいと考え、お相手に自分の考えを押し付ける人がいます。

そもそも全く同じ考え方の人はいないので、どちらかが我慢をして相手に合わせるということをしなくてはならなくなります。

それが、お互いに話し合いによって強調しあえる関係なら良いのですが、どちらかに偏っていると、どこかで、心が弾けてしまい、「離婚をしたい」ということになってしまいます。

【セックスレス】

日本は、世界的にみても、セックスレス率は上位です。
でも、セックスレスで満足をしているのかというと決してそうではありません。

私のお客様にも、この問題を抱えている方は多くいるのですが、最終的な離婚の理由になる人は少ないものの、ここから不満をもち始める方は多いと感じます。

浮気の原因で、「そもそも夫婦ではセックスが全くなく寂しかった」からといった話をされる方もいますし、

「この先、ずーとないのだと思ったら辛いので離婚をしたい」という方もいらっしゃいます。

私は、セックスも大切ですが、ハグ、キスをするなど、スキンシップは最低限やはり必要なのではと思っています。

最近の離婚の傾向として、感じるのは、最初は我慢をしているのですが、不満が蓄積してもう離婚をするしかないと思ってこられる方が多いです。

でも、お相手は、まさか離婚をして欲しいと言われるとは全く思っていません。

なので、離婚の話し合いをすると、お相手は、「自分が悪いところは改めるから離婚は思い留まって欲しい」と言われる方もいらっしゃいます。

でも、離婚を決めた方は、それまで我慢をし、考えに考えて決断されているので、なかなかその気持ちを変えることは難しいのが現状です。

今回、ご自身の夫婦関係に照らし合わせた時に思いあたるところがある方は、少し夫婦のあり方を考えてみるのも良いかと思います。