もう限界 離婚が頭をよぎった21の場面2夫の友達夫婦 編
夫の友達夫婦 編
こんにちは。
Kです。
(プロフィールはこちら⇩)
https://allegrare.net/k
私がリボーンコンシェルジュの
飯野さんのところに
たどり着くまでに
幾度となく頭をよぎった
離婚したい気持ち。
パッと思い返しただけで
21の場面が
鮮明に思い出されたので
それを順番に一つずつ
紹介していきます。
時系列の古い順で
今回は
2番目に古かったものです。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
結婚して一緒に住むところを
探すことになった時、
二人とも
交通の便がある程度よくて
古くても少しでも広い家に
住みたいという希望だった。
そこで見つけたのが
築35年で古いけど
なんだか妙に部屋はあるみたいな
変わった造りの
木造2階建て3LDKSだった。
それは、
私が見つけたもので
すごい掘り出し物!!
と思ったのに。
夫からは
「まぁ、悪くない」
と感謝はなかった。
今なら
「カットカットー!
ちょっと、その言い方はないんじゃない?
気に入ったの?
なら言い直して」
くらい(言えないけど)
言いたいなって、思いついちゃうんだけど。
当時の私は
「
気に入ったなら良かった」
と、文句ひとつ言わなかった。(Mだったなぁ)
古い家の造りは、
1階が、玄関入って
左がキッチン
右がリビング
という
なんともハッキリと
キッチンとリビングが
分離した造りだった。
そして
2階に
和室が3部屋あった。
全然、
近代的でもオシャレでもなくて
丸い鉛筆を床にそっと置くと
コロコロと転がり始めるほど
斜めな場所もあって
はっきり言って、変だった!
でも、独身時代は
田舎の広い家に住んでいたから
ある程度の広さは
やっぱりホッとした。
古いけど
お花を飾ったりして
気に入って住み始めた。
そして、
引越しの片付けは
夫「俺は忙しいから」
と当たり前のように全くやらず
大量の段ボールを
私が全部収納していった。
私は、正社員を辞めて
しばらくは
失業保険暮らしだったから。
夫に「することないだろ?」
的な感じで言われても
文句も言えなかった。
そんなある日
夫「今度の週末、
大学時代の友達が夫婦でくるから」
と言われた。
新居に友達が来てくれる!
そんなの初めて!
ヤッター!
「結婚式はお金がないからやらない」
と一方的に決めてしまった
夫だったから。
夫の友達のことを
全然知らなかった。
ちょっと
私の都合を聞かないのは
嫌だったけど
これは、いいチャンスだ!
夫の友達夫婦と
特に奥さんと仲良くなれたらいいな
と思った。
料理は何を作ったらいいか
相談しても
「適当でいいよ。
アルコールは何でも飲む。
食べ物は何種類か肉と
あとは適当でいいよ」
んんーーーー。
なんか、
少しも適当でよくない感じがした。
とにかくわからないから
『栗原はるみの料理本』のメニューを
片っ端から作れるように
準備しよう!
と食材を買い込んだ。
夕方から来るということで
飲み物は
ビールもワインも焼酎もウィスキーも
とりあえず一通り、
いっぱい準備した。
わからないからとりあえず全部だ!
私は その友達のことを知りたくて
私「どんな友達だったの?」
とか質問した
夫「○HKに勤めてる夫と、
○版印刷に勤めてる奥さん。
大学時代から付き合ってた」
私「え、学生時代から。
すごいね〜
今も仲良いの?」
夫「知らない。多分」
なんか、丁寧さがない。
面倒臭そうに答えるから
話は続かなかった。
そんな情報だけで 当日を迎えた。
お友達夫婦からは
一番人気という
ミキサーのプレゼントをもらった。
ひとしきりお礼を伝えた。
プレゼントの説明の仕方から
奥さんは、
相当な料理上手な感じが伝わってきた。
これは手抜きできない。
なんてプレッシャーなんだ!
(この時はそう思ったけど
今なら
別に、
料理が上手くできなくても
それでいいし。
リラックスして良かったんだよと
この時の私に教えてあげたい)
3人は
部屋に着くなり
ビールで乾杯していた。
私が
サラダや春巻きや
エビのガーリック炒めの皿を
リビングに持って行ったら。
なんか、もう
3人でビールを飲んで始まっていた。
乾杯も、
私のことを待っててくれなくて
3人でワイワイ始めていて。
私が料理の皿を持って行っても
夫「そこに置いてくれればいいから」
と言われた。
あれあれ?
私のことを紹介したり
「隣に座って話そうよ」的なことは
何も言われなかった。
3人で
同じ大学の同級生の
内輪的な話題で
盛り上がられていると
そこには
向こうから声をかけてもらわない限り
入っていける雰囲気はなく
仕方なく
またキッチンに戻り
次の料理を作っちゃったりした。
キッチンとリビングが
完全に分離していたから
話の内容は、
全く何も聞こえなかった。
ただ、大きな笑い声が
断続的に聞こえてきた。
話しかけられる言葉は
お友達からは
「ビールまだありますか?」
「氷もらえますか?」
「お皿もらってもいいですか?」
夫からは
「鶏肉の唐揚げできる?」
「ブルスケッタできる?」
「デザートって何かできたりする?」
私は、
完全にお店の人状態になっていた。
そして、終電の時間が近づき
帰る時間になっていた。
私は
一度もリビングに座ることなく
お友達夫婦を
見送ることになった。
玄関で靴を履きながら
友「あれ、奥さんとお話しできませんでしたね」
ときたもんだ。
クッソーーーー!!
今頃気がついたのかよ! !
とは当時の私は言えず。
ニガ笑いするだけだった。
しかも
夫「駅まで送ってくるから」
と、
言い残し
後片付けもしないで
去って行った。
私だけ玄関でお別れだった。
なんなんだよーーーーー!!!!
クタクタに 疲れ切っていた。
ろくに食べてなかったし。
もう後片付けなんてしないで
死んだフリでもすれば良かった。
でも、
悲しい気持ちを抱えながら
後片付けまで
完璧にしてしまった。
(ドMだったんだと思う)
なんでこんなに
悲しい気持ちになったのに
文句一つ言えなかったんだろう。
言ったら
夫「入りたかったなら
入ってくれば良かったじゃん」
と言われそうだと
思ったからかもしれない。
なんか大学や、
超有名会社に勤めていることに
勝手に引け目を感じて
「おいでよ!」
って言ってくれるのを
待ってた自分が
バカみたいで
自信がなくて
嫌だった。
夫は、結婚する前は
「おいでよ!」
って言ってくれる人だと思ってたから。
そんなに変わるんだ!
その変化に
心が対応できなくて
落ち込んだ。
自分の気持ちを
素直に言えないことが
この後
どんどん関係性を悪くして
離婚したい気持ちの増大に
繋がっていくことを
この時の私は
まだ気付いていなかった。