子連れ離婚の覚悟
シングルマザーの離婚経験のある30代から40代の女性へのアンケートでは83%もの人が「離婚をして後悔していない」と答えています。
そして、離婚のメリットは「ご主人やご主人の家族などから開放された」「自由にできる・自分の時間が増えた」デメリットは「経済的に厳しくなった」「母子家庭になる・不安がある」です。
メリットである開放や自由は、「心の穏やかさ」ですね。
これから、子どもと一緒に幸せな生活のために、ここでは「シングルマザーへの支援について」お話します。
まずは、「手当」や「助成」等です。
以下、ご紹介する「手当」や「助成」等は、細かい対象となる条件があります。
自治体によって異なります。詳しくはお住まいの自治体にお尋ねください。
【児童手当】
母子家庭や父子家庭の子どもに限って支給される助成金ではなく、全家庭を対象とした支援策で国が行っている制度です。
【児童扶養手当】
児童扶養手当とは、国が行っている制度です。
父母が離婚した児童や、片親に育てられている子、いわゆる母子家庭や父子家庭のひとり親家庭に対して支給されるものです。
【児童育成手当】
対象は父母が離婚他に該当する子供です。
都道府県単位で独自の制度になります。
その他、【母子家庭の住宅手当】【生活保護】
【母子家庭(ひとり親家庭)の医療費助成制度】
母子家庭などのひとり親家庭に対して、世帯の保護者や子どもが、病院あるいは診療所で診療を受けたときの健康保険の自己負担分を市(東京都や各県にあるそれぞれの自治体で)が助成するものです。
【こども医療費助成】
「ひとり親家庭の医療費助成」には所得制限がありますので、該当しない場合もでてきます。
子どもの医療に関しては【こども医療費助成】に該当する場合もあります。
その他、母子家庭には税金の減免や割引もあります
【寡婦控除】【住民税の減免】
【国民健康保険・国民年金の免除】
【電車やバスの割引制度】
児童育成手当を受給している方を対象にしている各自治体の制度です。
各自治体ともJR通勤定期乗車券は3割引に設定しているところが多いです。
【粗大ごみの手数料も減免】【上下水道料金が安くなる自治体もあります】
【保育料の免除や減額】
少し調べただけでも たくさんありますね。
あなたと子どものしあわせな未来のために、情報を集めておきましょう。
仕事と子どもとの時間
離婚の準備の中に「仕事」の問題があります。
このサイトでも何度かお話していますが、専業主婦の方はパート・アルバイトから、パート、アルバイトの方は正社員へとキャリアアップを目指しましょう。
婚姻中に出来ればいいのですが、離婚後も出来るだけキャリアップを考えましょう。
とは言え、子どもが小さかったり、いろいろな状況の中で、仕事を探すのも大変です。
子どものために、よりよい環境のために、お金は必要です。
現状、シングルマザーの就労の状況は約81%です。
ほとんどのママが働いています。
そして、就労家庭のうち、「正規の職員・従業員」は39%、「パート・アルバイト等」は47%
できるだけ、対象となる「手当」や「助成」等は申請するとしても、日々の生活、子どもの成長はずっと続きます。
子どもが自立するまでとしても、大学へ進学すれば、21歳までです。
ご自分の年齢を考えると、不安もありますよね。
私は、キラキラしている「働くお母さん」をたくさん知っています。
とても素敵だと思います。
「働くお母さん」を、もちろん子どもはずっと見ています。
働く母親だからこそのメリットについては調べると、「自分の時間と子どもとの時間とメリハリがある」「子どもに自立を促しやすい」等、現在の状況を前向きに捉えている様です。
子どもと過ごす時間が少ないものの、過ごす時間を大切にしていくと、忙しい母親を助けようと進んで手伝いをする子どももいるようです。
子どもの自主性が育つという利点もあるようです。
友人のシングルマザーは、子どもととてもいい関係です。
友人のようにけんかをして、同志として励まし合い、相棒のように助け合っています。
一緒に乗り越えてきたから、ずっと一緒だから、より深いところで、繋がっているように思います。
子どもの話をたくさん聞いて、たくさん話して、子どもとの時間を大切にして、お母さんと子どもの、より素敵な関係を築いてください。
こんな支援もあります。
【母子家庭の自立支援訓練給付金】
母子家庭でこどもが20歳未満の家庭に対して、親の就労を促進のため指定訓練講座を受講し、修了した時に支給される給付金を自立支援訓練給付金といいます。たくさんの職種があります。
こちらの制度は、都道府県単位での事業です。
※対象者指定があります。
地域によっては、シングルマザーが仕事を探すために、マザーズハローワークという拠点もあります。
一歩づつ、行動して行きましょう。