離婚相談は弁護士より先に夫婦問題カウンセラーへ(体験談より)
離婚に悩んでいる時、そして夫と揉めたりしたら、弁護士へ相談に行くという方は多いと思います。
ただ、弁護士と言ってもさまざまな用件があると思いますし、はたして離婚に詳しい弁護士がどの弁護士かも判断がむずかしいですよね。ここでは、ハルさんの体験をもとに、弁護士へ相談する場合どんなことがあるのか見ていきましょう。
自分で調べる
私の離婚は、主人の酒乱から始まった離婚でした。誰かに相談も出来ないまま何年も悶々として、心身ともに病気になってしまいました。
ある時友人に、どうしてそんなに我慢してまでも、結婚生活にこだわるのかと質問されたことがあります。確かに、自分の体は大切ですし自分を大切にして早く見切りをつけるべきでしたが、私には重たいものがあったのです。それは家を建ててしまった事でした。家を建てて、まだ一年とちょっとしか経っていなかったので簡単に家を捨てたくなかったのです。
私の希望は、この家を子供の養育費代わりとしてもらい、家のローンを夫に支払ってもらって、生活費は自分の仕事でという形を取りたかったのです。
でも、知識が浅くてどうしていいかわからず、家の名義も私ではないですし、ローンの名義も主人でした。本、ネット、色々調べました。家で調べていると、酒乱の夫に怒られましたので、昼間、仕事の昼休み等に調べたりもしましたが、情報が多すぎて全く頭に残りませんでした。
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【アドバイス】
そうなんです、今はネットで何でも調べられますよね。ただ、かなりたくさんの情報が溢れていて、サイトによってはさまざま、言ってることが違ったりする場合もあるようです。
まして、その中から本当に正しい情報をとれだけご自分で選択出来るかがとてもむずかしくなっているのが現状です。正しい知識を持ちましょう。
無料弁護士相談
結局、難しい財産分与とか負の財産も、夫婦の共同財産になるなど、いろいろ嫌な事しか目に付かない為、親に相談したところ、市の無料弁護士というのがあることを教えてもらいました。
すぐさま予約を取りました。早く相談したかったのですが、月に一回の開催でした。
父親に弁護士に相談する事柄を、ノートなどに箇条書きでまとめておくことを勧められ、聞きたいことを書き出しました。これは、自分の頭の中を整理するのにも良い事でしたし、実際行った時に聞きたかった事を忘れない様にする為や、相談時間が限られているので、きちんとした自分の考えをまとめておく事は大切でした。
私が書き出したのは、まずは家のローン残債はどうなるのか、夫から養育費を取る事は出来るのか、また私に家を譲ってもらった場合のメリットデメリットは何か等です。
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【アドバイス】
無料法律相談というように、弁護士相談はほとんどの行政で行われています。ただ、ハルさんもそうでしたが、日にちや時間はなかり制限があります。時間は30分前後ですので、言いたい事がたくさんあって、何から伝えて良いのかわからなくなり、相談内容にもまとまりが無くなって、具体的な質問が出来ないまま時間が終わってしまうケースがあるようです。
ハルさんの様に事前に相談を箇条書きでメモをして、有効に使う方がいいと思います。
相談日
やっと相談日がやってきた時には、気持ちはとても軽くなっていた記憶があります。
夫からいろいろなウンチクを言われて混乱したとしても、きっちりと弁護士に相談して、法律で決まった事であれば、何を言われても頑張れる気力が湧いたのです。最初の概要を聞かれましたので箇条書きにしていった事は役に立ちました。弁護士さんからもまとまってますねと言われたほどでした。
自分が好きで建てた注文住宅をどうしても夫に引き渡したくない、納得しない夫をどうしたらいいのかと話しました。
すると、たとえ家を夫から養育費代わりに貰ったとしても、定職についていない夫がいつか払えないと言われた時、出ていくのは私と子供たちであり、その時にまた苦労するでしょうと言われました。
ローン名義はご主人ですが夫婦の財産分与は負の財産も分与しなくてはならないという事も教えていただきました。それを考えると家にこだわる必要はありますかと聞かれて、こだわっている必要が無い事に気付きました。
いつか、出て行かなければならない不安を抱えて暮らすぐらいなら、子供と新たにアパートを借りるか、実家に帰るかの方が、これからの私と子供たちの生活の不安が減るのではないかと言われたのです。そこで私が家を引き継いだとしてもメリットは無い事がわかりました。
そして、今の結婚生活の状況も伝えるとそれはもう男として親として最低であるから、もう自分の体を大切に見切りをつけていくべきですねと。
本当に相談して良かったと思います。弁護士に相談することはなんだか敷居が高い気がしますが、相談してみる価値は十分あります。相談して身を少しでも軽くしましょう。きっと何かいい解決策は見つかるはずです。
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【アドバイス】
そして、一番気をつけたいのは、この弁護士相談は法律相談ですので、いろいろな分野の用件があるということです。あなたの相談日に必ずしも「離婚」を得意とする弁護士が担当になるとは限らないのです。
法律の面はもちろんきちっとアドバイスがもらえると思いますが、大切なのは、その他「離婚」に関してのアドバイスがあなたにとって最善かは、わからない場合もあるということです。
夫婦問題カウンセラー リボーンコンシェルジュ
ハルさんの様に誰にも相談できないで、何年もひとりで我慢して、抱えないでください。もし、離婚のカウンセラーの存在を知っていたら、弁護士相談より先に来てもらいたかったと思います。
アレグラーレ リボーンコンシェルジュは、離婚を決断したあなたの離婚までの準備などはもちろんですが、離婚後のあなたと子どもの幸せな生活のためにも大切なことをアドバイスします。
そして、離婚に悩んでいるあなた、相談してください。人に話すと楽になるってありますよね。リボーンコンシェルジュは今まで100人以上の方のお話を伺ってきています。あなたに寄り添ってアドバイスいたします。