「長女の様子がおかしい。もう逃げない 編」
こんにちは。
Kです。
(プロフィール)
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私がリボーンコンシェルジュの
飯野さんのところに
たどり着くまでに
幾度となく頭をよぎった
離婚したい気持ち。
パッと思い返しただけで
21の場面が
思い出されたので
それを順番に一つずつ
紹介していきます。
今回は、いよいよ
最終回の21回目になります。
長女が中学2年生の時
放った悲痛の言葉で
動き出した家族の形。
もしあなたが
狼狽えるほどの本音を
子どもにぶつけられた時
心を揺さぶられた時
これを
読んだら
どうすればいいのか
少し落ち着いて考えられる
かもしれません。
「長女の様子がおかしい。
もう逃げない 編」
長女むーちゃんは
中学入学前に
それまで電話機能しかなく
3件しか電話番号を
登録できなかった
マモルッチから
スマホデビューをした。
そして
スマホに夢中な生活になった。
いろんなYouTubeを見て
いろんな音楽を聴いて
Rちゃんという
親友もできた。
スマホの契約をする時に
父親とした約束は
使えるのは
宿題が終わった後の
夜10時まで。
それ以降は
自室には持ち込まず
リビングで充電させること
だった。
むーちゃんは
父親が
ほぼ毎日23時以降の
帰宅だったため
最初は
ギリギリまでスマホを使って
寝たフリをする
感じになっていた。
だけどだんだん
部屋に持ち込んで
スマホをするようになっていった。
バレた時の
夫の
怒りの爆発させ方が
尋常ではなく
「このクソガキが!」
「ナメてんのかコノヤロー!」
などの罵声を
次々と浴びせ
爆発の後、
説教が長々と続いた。
時には
1時間近く説教し続けてる
こともあった。
むーちゃんは
ぐったりして
うなだれ
泣いていた。
私は何度も
止めようとしたが
「うるさいんだよ!
今、二人で話してんだよ
邪魔するなよ」
と部屋から追い出された。
むーちゃんは
中1の夏休みに
Rちゃんがお母さんを
癌で亡くしてしまったこともあり
Rちゃんの家に
泊まりに行く日が
増えていた。
むーちゃんにとって
Rちゃんの家では
Rちゃんのお父さんも
家族みんなが
むーちゃんを歓迎してくれて
Rちゃんの妹も
むーちゃんのことが
大好きで
「泊まって泊まって
隣りに寝て」
と言われて
とても居心地が
良かったようだった。
一方自宅では
相変わらず
父親に怒鳴られる
日々だった。
私が
父親に怒鳴られた後
むーちゃんの部屋に
「大丈夫?」
と聞きに行ったある時
む「ママ、もう
私、無理だよ。
パパが帰ってくる
足音が聞こえるだけで
手が震えてくるよ」
私「わかるよ。
ママも心拍数上がるよ」
む「わかるよじゃないよ。
なんでパパに
『出て行け』って言われると
部屋から出て行っちゃうの?
なんでママは
私のために戦ってくれないの?
二人にされて
私がどんだけ怖いか……。
ママ、もうこれ以上
パパと一緒に住むなら
私、学校には行かないから」
私「うん。
わかった。
ごめんね。
そこまで限界に来てたんだ。
もう絶対に
殺されても
むーちゃんを守るから」
む「うん、ありがとう。
パパが出て行ってくれたら
3秒で学校行くから」
私は
頭をハンマーで殴られたように
むーちゃんからの
言葉を聞いた。
夫がむーちゃんを
そこまで追い詰めて
しまっていたのに
ちゃんと守ってあげられなかった
自分に対して
どうしようもなく
怒りが沸いていた。
なにやってんだよ。
なに勝手に諦めてんだよ。
何のために生きてんだよ。
抗えよ。
戦えよ。
毎日毎日続くから
仕方ないとか
諦めていい問題じゃないのに
逃げていた。
夫がこわいで
逃げていいわけないじゃん。
私は
夫の精神的DVから
むーちゃんを守れてなかった。
一刻も早く
むーちゃんが物理的に
夫と離れて暮らせるようにと
猛反省しながら。
どうしたら
夫が家から出て行って
くれるのか
脳味噌全開で
考え抜いた。
殺されてもいい
という覚悟のせいか
殺気だった
私の態度のせいか
いつもは話しかけても
顔も向けない夫が
私の話に
足を止めた。
夫を怒らせないように
でもハッキリと
希望を伝えた。
最初は
相手にされなかった。
その後も
何度も罵倒されたり
ダメだダメだを
繰り返されたが。
夫「お金がないんだよ。
家賃はどーすんだよ?
家賃払えるなら出てきますが」
というところまで
漕ぎ着けた。
あとはお金だけだった。
どうやって私が稼ぐか
ネットでも
調べまくった。
そんな中
都内に住む
私の妹が
大好きな姪っ子のために
ウルトラCを
考えてくれた。
夫が
妹が住んでいる
都内の1DKに住み
妹が私たちの自宅に
引っ越して住む
という案だった。
妹が
「家具も家電も全部
そのまま使っていいよ」
ということで
夫は
「家賃払えるなら」
と言った手前もあり
「むーが学校に行くなら」
と、条件を飲んでくれた。
そして、
晴れて別居生活が
始まった。
とにかく
家の中で
ビクビクしたり
我慢したり
帰ってくる気配で
心拍数が上がるほど
緊張した生活から
脱出できた。
ただただ
その解放感が
嬉しかった。
むーちゃんはその後
3 秒で行くことはなく
中学校に登校は
あまりしなかった。
そしてその後
奇跡的に
夫は単身赴任となり
別居生活が
続けられている。
今、私は
経済的な自立を目指し
離婚できるように
離婚後の生活が
少しでも安定できるように
励んでいる。