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子連れ離婚 これだけは絶対譲れないと思ったこと

離婚条件の優先順位づけを

離婚は相手があってのことです。なので、全てが自分の思い通りには進みません。
自分の主張にこだわりすぎると、相手ともめる原因となり、離婚成立までに時間と労力がかかってしまうのです。
とはいえ、人それぞれ離婚に際して、譲れないものがあるはずです。慰謝料・養育費などの金銭、住宅などの財産、子供の親権などが代表的ですが、譲れないものだけは、どれだけ時間と労力がかかろうとこだわるべきなのです。
ただし、大切なことは譲れないものに優先順位をつけるということです。
離婚を進めていくと、感情的になり、相手から最後にあれもこれも取ってやろう、となりがちですが冷静に考えましょう。
本当に譲れないものが何かが分かれば、それを守るために、他のものは優先度を下げ、最悪は手に入らなくてもいい、と思えるようになるはずです。
ここでは、離婚での譲れないものと優先順位を決めることがいかに大切かがわかる体験談をお送りします。
もし、離婚を決意したならば、あなたの「譲れないもの」と「優先順位」を考えてみてください。

譲れないものを守るための離婚準備も入念に ?(体験談)

私が譲れなかったのは、子供の親権でした。
婚姻生活は苦痛以外の何ものでもありませんでしたが、耐えられたのは子供たちのおかげであり、子供たちと離れてまで離婚する選択肢は私にはありませんでした。
譲れないものが明確だった私の離婚に向けた活動は、親権を取るための活動に終始していました。
そして、離婚に先立ち、まず私が取った行動は「子供を連れての別居」です。
親権を決める際の一つの観点として「生活の継続性」というものがあります。
別居中の子供たちの生活環境が安定していることが前提となりますが、離婚成立後にそれまでの親子関係に変更を与えることは、子の情緒を不安定にし、子の人格形成上好ましくないと一般的に考えられており、離婚前の生活と離婚後の生活の継続性が重視されるのです。
つまり、子供を連れて別居を開始していれば、親権を取るには優位な状況に立つことができるということです。

離活も譲れないものが分かればブレない (体験談)

その後の離婚調停においても、私のこの軸はぶれることはありませんでした。
交渉のテクニックとして、当初は親権だけでなく、慰謝料・財産分与なども要求しましたが、最終的には、子供の親権と裁判所の養育費算定表に基づいた養育費は私の要求を100%受け入れてもらい、逆に慰謝料・財産分与は一銭も要求せずに離婚調停を終えました。
離婚調停に9か月の時間を要しましたが、親権が絡む調停の割にはスムーズに進んだと思います。
これもひとえに、自分の中で離婚条件の優先順位を明確にしていたからだと思っています。

幸せな未来のための離活にしよう

離婚は長引けば長引くほど、戦いになってしまうと言われます。
しかし、離婚は本来、相手から何かを奪うことではありません。
離婚後の幸せのために戦うのです。
ですから、離婚に際しては、自分にとっての幸せが何なのか、どれが重要でどれがそうでもないか、離婚後の生活をしっかりと思い描いておくことが大切です。
それができれば、自分がどうするべきかが、きっと見えてくるのではないでしょうか。

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