「子連れ離婚」誰に伝える?伝えない?
人によっては、恥ずかしい、自分が不幸に見られる、後ろ指をさされるなど、マイナスの影響を懸念して、離婚の報告を躊躇する方もいらっしゃるでしょう。
経験者のお話によると、離婚を伝えてよかった相手と伝えるべきでない相手がいる様です。
今回はそんな子連れ離婚経験者まいさんの「離婚」を伝えた時のお話をご紹介したいと思います。
子供の関係者には事実を伝えるべき まいさんの場合
私は、念願の離婚だっただけに、後先考えずにあらゆる人に離婚を報告しました。
当時、直接お会いした方には片っ端からお伝えしましたし、メールやLINEを利用して、また年賀状にも「やっと自由になりました!」のタイトルで盛大に離婚を報告し、噂で広まった分も考慮し、おかげ様で一通りの知人には報告を終えました。
そんな、猪突猛進に離婚を報告した私ですが、子供たちの学校や保育園に報告をする際には伝え方を悩みました。
報告の仕方を間違えると、先生方の子供たちを見る目が変わってしまうのではないかと心配する気持ちがあったからです。
とはいえ、案ずるよりも産むが易しで、同様のケースをこれまで何度も経験している先生方は、言葉少なにご報告してもよく状況を理解して下さいました。
逆に、「緊急連絡先からお父さんを外しておきますね」「お父さんから連絡があった場合はどう対処すればいいですか?」「卒業証書に記載する苗字はどうしましょう?」など、私の考えが及んでいなかった点まで丁寧にフォローして下さいました。
特に保育園では、子供が片親になったことへの配慮をして下さり、離婚後の子供の様子に変化がないか、注意深く見守って下さいました。
やはり、子供たちが多くの時間を過ごす場にいる先生方には、事実をしっかり伝えるべきだと思います。
ママ友・パパ友に伝えるデメリット まいさんの場合
一方で、同じ子供の関係者といえども、いわゆるママ友やパパ友には伝える必要がなかったと、感じています。
離婚が珍しくなくなったとはいえ、まだまだ離婚にはネガティブな印象がつきまといます。
離婚をした家庭の子供と自分の子供を関わらせたくない、と考える方もいるでしょうし、親経由で子供の友人に離婚の事実がどのように伝わっているかはコントロールできません。
このような子供への影響の他にも、ママ友・パパ友と私自身との関係性も大きく変わりました。
これまでは、結婚をして同年代の子供を育てる仲間でしたが、離婚をしたことによって彼らとは全く異なる環境で子供を育てる身となり、彼らも私との付き合い方に戸惑っている様子がよく分かりました。
気を使われたり、使ったり、関係性を変えたくないのであれば、あえて報告をしなくても構わないと思います。
ただ、苗字が変われば伝わっていきますし、噂はあっと言う間に広がります。
離婚報告は幸せへの第一歩
基本的には離婚の報告は前向きに行うべきです。
周囲に伝えることで、自分は離婚をして吹っ切れたことをアピールできます。
仮に離婚を伝えずに、相手が他の人経由で離婚の事実を知った場合には、相手に変な気を遣わせることになってしまいます。
離婚は幸せになるために選んだ道なのですから、新たな人生の出発を前向きに報告すれば、周囲も幸せのために力を貸してくれるようになるのではないでしょうか。