一番心配な子供のためにしてあげられること
子連れ離婚経験者に「離婚の時に一番不安に思ったことはなんですか?」と聞くと、「子供のこと」と答える方がほとんどです。
現在シングルマザーのまいさんも、3人のお子さんのことを一番心配していたそうです。
まいさんの経験談から、
出来るかぎり子供に配慮することが、何よりも大切なことだということがわかります。
もちろん離婚にはさまざまな状況があります。
子供の気持ちの部分は全部わかるわけではありません。
しかし、あなた自身が決断したのならば、覚悟を決めて行動していきましょう。
これは、夫婦をやり直す決断をした場合も同じことだと思います。
離婚の一番の心配ごとは子供たち
私にとってはじめての離婚は、当然子供たちにとってもはじめて経験する親の離婚です。
私には離婚をすることで拓かれる明るい未来が見えていましたが、子供たちからすれば親の都合で振り回される訳ですから、ポジティブに親の離婚を受け入れてはくれませんでした。
そのような状況での離婚でしたので、離婚による子供たちへの影響が離婚に際して一番の心配ごとでした。
Webサイトで「離婚 子供への影響」を検索し続けては、「精神的な問題の増加」「依存症の割合の増加」「喫煙率の上昇」「寿命が短くなる」といったフレーズに不安を増幅させる毎日でした。
離婚に際して、子供への最大限の配慮を
一方で、子供のことが一番の心配ごとだっただけに、子供へのケアは最優先で考え、ストレスを与えない配慮を最大限にしました。
まず、学校・保育園は変えずに同じところに通い続けました。
元夫と顔を合わせるリスクはありましたが、子供たちの精神的な負担を抑えるため、学区内での転居にとどめました。
次に、新しい家庭を居心地のいい場所にするため、物件選びから家具選びまで、子供たちと一緒に進めました。これにより、新生活へのワクワク感を演出することができました。
そして、最後には新しい家族、ペットを迎え入れました。
某携帯会社の白い犬を文字って、「お父さんが犬になった」ということで、犬を飼いました。精神的な安らぎを我が家にもたらしてくれただけでなく、きっと子供たちの不安や愚痴の聞き役になってくれているのだと思います。
心配ごとはどこへやら
新生活になって月日が経ちましたが、結果的には「案ずるよりも産むが易し」でした。
子供たちのほうがよっぽど早く新生活に順応し、新しい生活を楽しんでいます。
母親である私はいまだに日々の生活にやっとで、試行錯誤の毎日ですが…。
不安に苛まれ、子供たちへの悪影響を心配していた私ですが、今であれば胸をはって子供たちのために決断してよかったと言えます。
婚姻時代の愛情も優しさもない家庭のほうが、よっぽど子供たちにとっては不健全な生活でしたので。
悩んで行動することが解消への近道
誰しも離婚に際しての心配ごと、不安はあります。
その気持ちに蓋をするのではなく、しっかりと向き合い、どのような対策ができるのかを考え、行動することが、心配ごとや不安を解消する一番の近道です。
私が子供たちへの影響を心配して、色々な行動を起こしたことが奏功したのと裏腹に、何も心配していなかった自分自身の新生活への順応に今更苦労していることがその証だと思います。
悩んでいるだけでは何もはじまりません。まずは結果はともあれ、行動してみる。悩んでいるよりもずっと気持ちが晴れやかになります。