離婚するかしないかを決断するのに必要な3つのこと

夫に不満があって離婚をしたいと思っていても、いざとなると、なかなか離婚に踏み出せない方がいらっしゃいます。
特に小さいお子さんがいる方は、経済面でも心配なことが多くなるので、日々我慢をして生活をしている人も多いのではないでしょうか。
問題が我慢できる範囲であれば、時間をかけてどうすることが良いのかを、模索して行くのも良いと思いますし、或いは、お子さんが少し大きくなるまで待つという選択もあると思います。
もちろん、離婚をしないという選択もありますよね。
しかし、精神的に追い詰められるほど辛い状態であるのに、それでもなかなかどうすれば良いのか決められないとすると、何かしら行動を起こさないと難しいですよね。
ここでは、私が行うカウンセリングの一部で、あなたが一人でも行える「離婚か、やり直すかを決断するのに必要な3つのこと」をお伝えします。

①悩んでいる根底にあるあなたの気持ちに目を向けると、その中に潜んでいる問題が分かってきます

まずは、あなたが決断できない理由について考えてみましょう。
そして、書き出していきましょう。
例えば、「夫が借金を作る」とか「夫が浮気をした」などで、悩んでいるとしますよね。
でも何故、我慢をしてでも、一緒に生活をしているのかを考えてみてください。
もしかしたら、「夫を好きだから」かもしれません。
それとも、「経済的に自信がないから」かもしれません。
また、「子供がパパを好きだから」かもしれませんよね。
或いは、全てかもしれません。
思いつくものを全て書きだしてくださいね。

②今度は、その我慢している理由の内側にある気持ちに目を向けてみましょう

その内側に、あなたの本当の決断できない問題が潜んでいるかもしれません。
例えば、「浮気をした」のに「夫が好きだから」と思った人は、あなたが毎日楽しく過ごし自信に満ち溢れていたとしても、酷いことをした夫を好きでいられるだろうか？
また、「経済的に自信がないから」と思った人は、収入をきちんと得られる自信があればどうでしょうか？
「子供がパパを好きだから」と思った人は、一人でも子供を幸せにできる！と自信をもって思えたらどうでしょうか？
そうなのです。
自分に自信がないことから、夫に不満があっても我慢をしてしまっている可能性があるのです。言い方を変えると、「自己肯定感が低い」ことが要因だったりするのです。
でも、それは仕方がないことだと私は思っています。
それは、最近こそ、褒めて育てるなんてことが言われていますが、少し前まで、学校でも家庭でも悪いところを指摘して注意をする、という教育があたりまえでした。
ですので、そもそも日本人は自己肯定感が低い人が多いのです。
なので、何か不満なことがあっても、自分にも何か悪いところがあるのではないか？と考えてしまいがちなのです。
悪いところがあると思ってしまうことが、結果、自己肯定感を低くし、「そんな私が一人で子供を育てていけるのだろうか？」と、不安に繋がってしまうのです。

③自己肯定感を高くする

ですので、決断することを少し横に置いて、自己肯定感をまずは高くすることをしてみてください。
それから、もう一度離婚かやり直しかを考えると自然にあなたの答えに導かれるかもしれませんよ。
頑張っている自分を褒めてあげてください。
例えば
💜「今日も夕飯を作った私ってえらい！」
💜「トイレ掃除をしたなんて、素晴らしい！」
💜「疲れているのに寝坊をしないでみんなを起こせたなんてえらい！」
とこんな感じでいいのです。
もしかして、あたりまえって思っていませんでしたか？
毎日あなたは本当に頑張っています。(^^)
たくさん褒めてあげてください。
あと、もう1つ、あなたの長所を書き出してみてください。
気がついたらどんどん書き足していってくださいね。
例えば、私、飯野の長所ですが、
「良く笑う」
「頑張り屋」です。
「良く笑う」なんて、一見これ長所？て思うかもしれませんが、あなたが長所だと思えばそれが長所です。
最初は、あまり書けなかったとしても、増えていくので大丈夫です！
あなたのいいところもたくさんあります！

やり続けるとあなたの自己肯定感が高くなってきます

しかし、とにかく小さいころからの積み重ねで、自己肯定感が低くなっているので、少し時間がかかる人もいると思います。
個人差がありますが、毎日やったとして2ヶ月以上かかるかもしれません。
それでも、継続は力なりです。
やり続けてくださいね。
もしかすると、やっている途中で、自分の中で答えが見えてくる人もいると思いまます。
そうでなかったとしても、しばらくしたら、離婚をするかしないか？一度考えてみてくださいね。
あなたの自己肯定感が高くなっていれば答えが導きだされると思います。
もし答えが出ないようでしたら、もう少しやり続けてくださいね。
ほとんどの人が「離婚」という結論になりそうに思えるかもしれませんが、自信がつくと夫婦関係を改善するという決断をされる方もいると思います。
自己肯定感が高まってから「夫とこれからもやって行きたい」と思ったとしたら、それは本当のあなたの気持ちです。
どういう結論を導いたとしても、自信をもってあなたの未来を切り開いていけるようになっていることでしょう。