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境界線が曖昧だと共依存になる?

こんにちは
リボーンコンシェルジェの内海有紀子です。

自他の境界線とは、
自分と他人は別のものであるという
「心の線引き」のことです。


この境界線が曖昧になっていると
人間関係が上手くいかなくなったり
精神的にも不安定になりやすい。。。


あなたは
他人との間に
境界線が引けていますか?


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◆境界線が曖昧になりやすい人たち

日本人は、
「人のために役立つことが立派だ」とか
「人のために頑張ることは美徳だ」とされ、
他人の中に自分の価値を見出す
という価値観が根強くあるので、
自他の境界線が曖昧になりやすいんです。


共感力の高い人も
他人の感情に巻き込まれやすいため
自他の境界線が曖昧になりがちです。


逆に、モラハラ気味の人たちも
境界線を飛び越して
侵入してきます。


また、普段は境界が区別されている人でも
強いストレスがかかると
境界線が曖昧になったりします。

境界線が曖昧になるとどんなことが起こる?

自分が感じる感情は、
他人も同じように感じていると思い込んだり、
他人の感情を自分のもののように
自分の中に取り込んでしまったり、
他人の問題を背負い込んでしまったりします。

例えば
●相手の不機嫌を、「自分が何かしたのかな?」と思ってしまう
●人と考えが違った時、「私が間違ってるんだ」「自分を分かってもらえない」

こんな風に考えがちです。


逆に
自分の価値観を相手に押し付けてしまったり、
自分で解決すべき問題を他人に任せてしまったり。。。


境界線が曖昧だと
人間関係の摩擦を引き起こしたり、
共依存の問題に陥ってしまいます。
いわゆる、モラハラに繋がっていくんです。


境界線とモラハラの関係性


モラハラ加害者と被害者は
この境界線が曖昧な傾向にあります。

支配関係の上であるモラハラ加害者は
「相手も自分と同じ認識だろう」と期待し、
「何で自分の思い通りにならないんだ!」
という怒りを生み出してしまっているのです。


自分と他人は別の人間であって、
違う考え方をしていることが
理解できなくなってしまうんですね。


また、モラハラ被害者も
相手の境界線に侵入しすぎて
相手と自分の区別がつかなくなってきます。
「モラハラ加害者の責任を取る」という行為は
相手の境界線を侵入しています。


境界線を引いて自分を守ろう


境界線を侵入してくるモラハラ加害者は
自分の問題をあなたに処理させようとしてきますが、
それはあなたの時間、権利、気持ちをどんどん奪います。

きっぱり「NO」と言いましょう。


他人の問題をやってあげることは
一見親切に感じますが
それは過保護、過干渉と同じです。


境界線を引くことを
冷たく感じるかも知れませんが、
自分も守るし、
相手も守る行為です。


対等な関係を築き、お互いを尊重して
思いやりを持つ大事なことなのです。


心が安定している人は
この境界線がしっかり引けています。


境界線がある人は
●相手には相手の感情がある
●相手の感情は相手の課題
●相手の期待に応えなくてもいい

こんな風に捉えられます。


境界線を引くと
いちいち相手に振り回されることもなく
とても生きやすくなるでしょう。


境界線が引けないときは
こんな風に考えてみて下さい。

あなたは人のために生きてるんじゃない。
人の期待や機嫌よりも自分の望みを見て
「私はこうしたい」
「私はこうするのが好き」
これを大事にすること。

あなたはあなた。 
私は私。

だから心が通じ合わなくても仕方ない。
そんな中で、心が触れ合い、共感できることができたなら
それはとても素敵なこと。


◆最後に

人の期待に応えよう」
「仲良くいられるように努力しよう



これが行き過ぎると
自分が無くなってしまいます。
大事なことは、
自分にとっての幸せを考えること、
自分が自分でいることです。


人はあなたを満たすために生きてるんじゃない。
だからあなたも
人の期待に応えるために生きなくていい。


人間関係の苦しみは、
境界線が引けてないことが問題です。


「境界線あり」の捉え方の練習を
出来ることから少しづつやってみてください。


今まで対人関係で傷ついてきた人、
恐れや緊張がある人は
今日から境界線を引いて
自分の心を守ってくださいね。



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