経験談 話し合いのできない夫とどうすればいいか
どんな状況でも、夫と話が出来ないということは前に進むことがとてもむずかしくなりますよね。
夫に対して話が出来ない、話にならない、話をしようとしないと思っている方は多いのかもしれません。でもそこにはそれぞれの理由があり、大切なのは、その理由を知る事からはじめることではないでしょうか。
もちろん、夫婦によってさまざまな理由はあります。
まいさんは「話し合いができない」夫と話し合おうと長い間努力をしました。
しかし夫とは意思の疎通は全く出来ませんでした。その後離婚を決意し、夫婦2人で話し合う協議離婚では全く進まず、長い月日をかけ調停離婚を経て、離婚をしました。
ここでは「話し合いができなかった」夫とまいさんがどう接してきたのか、体験談をご紹介します。
話し合いができなかった夫
離婚をした夫とは話し合いが一切成り立ちませんでした。
私が質問をしても反応はなし。反応がないことに対して「なんで何も言わないの?」というと、目も合わせずテレビを見ながら「(回答を)考えてた」と。
しかし、その後2~3時間待っても回答はなく、しびれを切らした私がイライラし始めると、「お前は落ち着いて話もできないのか?」と人間否定が続きます。
一つの質問のやり取りに数時間もかかるコミュニケーションが何年も続き、しまいにはコミュニケーションを取ろうとも思わなくなり、結果的には離婚しました。
今でも、話し合いの成り立たない夫と、接してきた方法が正しかったのか、本当の答えはわかりません。
第三者に介入してもらう
話し合いの成り立たない相手であっても、話す必要のある重要な事項はあります。
そのような場面では、第三者に話し合いに参加してもらうようにしていました。
第三者とは、共通の友人等どちらの肩をもたないような中立的な存在がベストです。
親戚だと、どちらか一方との関係の方が強いため、夫に不信感を持たれ、そもそも話し合いに応じてもらえなくなるからです。
私の場合、最終的には警察官という第三者にまで介入してもらったこともありましたが、話し合いはうまくいきませんでした。
それでも、夫はコミュニケーションを取るのが難しい相手だと第三者に共感してもらえたことは、私にとっては大きな救いでした。
私に問題があるわけでない、という確信が持て、自分に自信をもつことができました。
タイムリミットを決めた
コミュニケーションは双方によって成り立つものですので、一方がどんなに改善に向けて頑張っても、相手の変化がなければ、いつまでたっても改善はしません。
また、「三つ子の魂百まで」とはよく言ったもので、闇雲に時間をかけても改善しない場合もあります。
そこで私は、頑張る期間を結婚10年と決め、それまではいつかは夫も歩み寄ってくれると信じ続けて、夫と向き合いました。
しかし、状況は改善せず、結婚10年目に私は見切りをつけることにしました。
冷静に色々な可能性を考慮してみる
離婚した後に気付いたのですが、夫はコミュニケーション障害やアスペルガー症候群の症状が見られました。
相手の性格だ、と決めつけていたことも、離婚して冷静に考えると、本人にもコントロールできない事情もあったのかもしれない、と思いがめぐるようになりました。
あまりにもコミュニケーションをとることに問題があるようであれば、さまざまな状況も含めて幅広く可能性を考慮し、専門家も交えて適切な対応を取ることが得策かもしれません。
そして、もしあなたが今は会話はないけれど、それでも夫と夫婦を続けたいと決意したのならば、焦らずに相手を尊重する気持ちなど、努力が不可欠になるのではないでしょうか。