夫への不満を伝える?良い夫婦関係を継続させるために大切なこと
どんなに大好きな夫でも、日々一緒に生活をしていれば、一つや二つ夫への不満が生まれるのはごく普通のことです。
不満を感じることに罪悪感を抱く必要はありませんし、不満を貯め込む必要もありません。
だからと言って、思いのままに夫に不満をぶつけることも得策ではないのかもしれません。
不満をため込む…結末は?
そもそもなぜ夫に不満を伝えるべきなのでしょうか。
夫に不満があったとしても「私さえ我慢すれば喧嘩にならなくてすむから」「不満を伝えたら相手と険悪なムードになってしまうから」「夫に嫌われたくないから」などの理由で、不満をため込むことを正とする女性は多くいます。
しかし、女性は感情の生き物。ため込んだ不満は、一定値を超えると溢れ出し爆発します。爆発された夫は妻がずっと我慢していたことを知る由もなく、突然のことに驚くでしょう。
場合によっては夫の気持ちが妻から離れていくこともあるでしょう。
また、年齢を重ねるごとに女性の脳は、昔の記憶をより鮮明に思い出すようになり、不満を更に感じやすくなるそうです。
そのため、ため込んでいた不満が年月を経て助長され、熟年離婚といった結末を引き起こしかねません。
夫婦関係のストレスの原因は、ほとんどが相手に自分の要求がきちんと伝わらない不満がきっかけと言っても過言ではないのです。
ストレスを軽減し、より良い夫婦関係を継続させるためにも、不満をため込まず、夫に不満を伝えていくべきなのではないでしょうか。
不満を伝えるときはあなたが主語
ただし、不満をありのままに伝えてしまうと、どうしても感情的になりがちです。
さらに不満をありのままに伝えると、不満が夫に正しく伝わらないどころか、かえって夫婦関係を悪化させる危険性もあります。
そこで、夫に不満を伝える際には押さえておきたいポイントがあります。
それは、自分自身を主語にし、自分がどのように感じたのかを伝える、という点です。
「私は○○されて、イヤな気持ちになった」「私は○○だと、悲しい」のように自分自身を主語にして感情を伝えれば、それはあなたの感情なので、相手を傷つけることも否定することもないでしょう。
反対に、「何であなたは○○してくれないの?」「どうしてあなたは〇〇なの!」といった表現は、主語が夫になり、夫は責められていると感じ、あなたの言い分をますます聞いてくれなくなる危険性があるので避けましょう。
夫が大切だからこそ不満を伝えましょう
そもそも不満など抱かなければ悩みはないのかもしれませんが、結婚までにお互いが過ごしてきた時間も、男性と女性の基本的な心のしくみも違うのですから、相手を100%理解することは不可能に近いです。
相手を理解できない気持ちも、ふつふつと湧いてくる不満も当然の感情なのです。
その感情をマイナスに受け止めず、夫婦の話し合いのチャンスととらえて、なるべく早いうちに不満を解消することで、夫との関係も揺るぎないものとなるのではないでしょうか。