シングルマザーが再婚に魅力を感じない理由
シングルマザーになって1年になるまいさんは周りから「再婚は?」なんて聞かれるそうです。
ここでは、シングルマザーの再婚に対する、本音と実態についてお話します。
離婚の次は再婚? まいさんの場合
調停離婚が成立してからもうすぐ1年が経過しようとしています。
シングルマザーの生活にもすっかり慣れた私ですが、知人は「大丈夫、いつだって再婚できるよ!」と励ましてくれます。
「結婚=幸せ」ではないと悟った私に再婚願望はないのですが、やはり周囲からすれば、働きながら一人で3人の子供を育てる私の姿は不憫に見えるようで、有難いことに新たなパートナー探しを積極的に支援してくれています。
素敵なパートナーにめぐり逢えれば、それはそれで嬉しいことですが、だからといって、そのパートナーと再婚するかどうかは全く別の話しです。
再婚に魅力を感じない理由1 まいさんの場合
また苗字を変えるのが面倒。
残念ながら、いまだに日本では夫婦別姓が認められておらず、9割以上の夫婦が夫の氏を名乗る婚姻をしています。
私も夫の氏に改姓した一人でしたので、離婚成立後、ただでさえ忙しい状況において、改姓手続きに時間を取られ、非常に憂鬱でした。
「なんで私だけがこんな面倒な手続きをしなきゃいけないの」と途中で投げ出し、今でもほとんどの銀行口座やカードの名義は婚姻中の氏をそのまま利用しています。
さすがに再婚したら、新しいパートナーにも悪いので、旧夫の苗字に触れることのないよう、全ての手続きを完了させたい、とは思うものの、新しいパートナーの苗字を未来永劫使い続ける保証がないのも事実…。
そんなこんなで、実は苗字が大きなネックとなり、再婚に魅力を感じないのです。
夫婦別姓が法的に認められる、または、私の苗字に改姓して下さる寛容なパートナーと出会う、はたまた同じ苗字のパートナーに運命的にめぐり逢えれば前向きに再婚も検討したいと思います。
再婚に魅力を感じない理由2 まいさんの場合
経済的メリットがない。
こんなことを男性に言ってしまっては、相手の自尊心を傷つけることになりそうなので、心の中で留めておきますが、正直、結婚することの経済的なメリットが薄いと感じてしまいます。
シングルマザーの私が再婚をすると世帯収入が増えるため、旧夫からの養育費減額請求を受けるリスクがあります。
また、勤務している会社にもよりますが、私は会社から子供たちの扶養手当を支給してもらっていますが、この金額が配偶者のいる場合といない場合では倍の開きがあるのです。
こんな小さなことを言っている私の心配をかき消してくれるぐらい稼ぎのいいパートナーと出会えれば再婚も考えるかもしれません。
ただ、相手に過剰な期待をすることは相互の関係において危険ですので、相手に多くを求める前に、私は自分自身で稼ぐ道を選びたいと思います。
それでも・・・再婚
確かに、まだ「結婚=幸せ」と考える人は多くいます。
そんな人たちからしてみれば、子どもたちのためにも早く再婚をした方がいいとなるのでしょう。
しかし、一度離婚を経験した人は様々な理由で再婚はしなくてもいいと思っている人がいることも事実です。
例えば、まいさんの再婚に魅力を感じない理由のひとつ、氏の問題です。
この手続きはとにかくいろいろしなければならないですし、お仕事をされていると、昼間は動けないので、時間と手間がかなりかかってきす。
そして、経済的な問題はとても大切です。
あなたと子どもたちが日々暮らしている生活が安定していることがいちばんです。
シングルマザーの中には、仕事面でも生活面でも自立している方もいらっしゃいます。
そうすると、子どもとの生活は楽しく充実したものになり、再婚を考えないようです。
一方で、再婚を考えた時には「また失敗したらどうしよう」と、不安があるのも事実です。