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卒婚という選択肢について

こんにちは。リボーンコンシェルジュ、『就職も叶える円満離婚アドバイザー』のもりもとゆうこです。

離婚を考える熟年夫婦の選択肢として、前回、『熟年離婚』以外に『卒婚』ということ選択肢があることを書きました。熟年離婚と卒婚の違い、メリットデメリットを理解した上で自分が叶えたい未来の形を選択してもらえればと思います。

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【卒婚とは!?】

卒婚という言葉は、前回の【熟年離婚について】のコラムでも少しふれましたが、2004年に出版された『卒婚のすすめ/杉山由美子著』で使用された造語で、『結婚から卒業する』または、『離婚しないまま夫婦関係を卒業する』ことを意味していて、離婚をせずに、夫婦がそれぞれの人生を楽しみながら生きていく新しい夫婦の形です。

【卒婚の特徴について】

1.法律上(戸籍上)は夫婦のままである⇔(離婚は法律上の夫婦ではなくなる)
 卒婚は、離婚届けを提出しないので、法律上は夫婦のままなので、世間体を保つことができます。

2.相続権は残る⇔(離婚後は相続権はない)
 法律上は夫婦のままなので、どちらか配偶者が亡くなったが場合、遺産を相続することができます。

3.共有財産を維持しながら生活することができる⇔(離婚は財産分与をしなくてはならない)
 離婚するわけではないので、自宅を売却しなくても、二人でそのまま住み続けることも、
 どちらか一方が住むことも出来ます。
 また、卒婚で別居する場合、その時点での預貯金を半分づつ分けるなど、
 二人で話し合って決めることができます。

4.居住スタイルを選択できる
 3.にも書いた同居(家庭内卒婚)することも出来れば、別居(別居卒婚)、
 週末卒婚(週末だけホテルなどに泊まり自由に過ごす)など、二人で決めることが出来ます。

5.収入が低い側が、これまで通り生活費を受けとれる可能性がある⇔(離婚後は生活費を請求できない)
 これも、夫婦で、決めることができます。お互い、自立した形をとる場合もあれば、
 専業主婦だった妻が、生活費を受け取って、同居や別居をする場合もあります。
 夫婦間で費用負担について決めて合意することができるが、
 一方、夫婦間の取り決めはいつでも変更できるので、最初に決めた通りにずっといくとは限らない不安定さはあります。

6.自由に恋愛することができない⇔(離婚後は自由に恋愛が出来る)
 法律上は夫婦なので、第三者と肉体関係を持つと不貞行為に対して慰謝料を請求される可能性があります。
 でも、これも、二人で、決めることが出来ます。

【卒婚のメリット・デメリット】

・戸籍上夫婦なので、世間体が保てる
・相手の都合に振り回されず自由で自立した生活を送れる
・同居した場合、住居費、光熱費が節約できる
・子どもたちや、親を傷つけず、家族関係も継続することが出来る(冠婚葬祭など)
・夫婦お互いに扶養の義務があるので、収入が多い方が少ない方に生活費を支払う必要があり、
 支払う方にとってはデメリットになることもあれば、専業主婦など収入がない場合はメリットにもなる
・離婚につながる可能性がある(一切のしがらみをなくしたい、卒婚の意味を感じなくなるなど)
・自由になることで余裕ができ、お互いを尊重し、程よい夫婦関係を継続することが出来る

【まとめ】
卒婚は、婚姻関係を継続しながら、お互いを尊重して自由に生きる新しい夫婦の形です。
夫婦によって、その形は様々です。
住居、生活費、財産、生活、恋愛、介護、お墓のことなど、一般的に法律上の夫婦に求められる形と
違う夫婦の形態を選択することも多いので、家族にも相談し、しっかりと文書にも残す必要があります。

いずれにせよあなたが、幸せにいられる選択をしてください!

どのような形が良いのか分からない場合、私たち、リボンコンシェルジュが、
お気持ちをお聴きし、整理して、あなたが本当に望んでいる結論が出せるよう
お手伝いさせていただきます。

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