名前が問いかけた「わたしらしさ」──国際結婚で揺れた“複合姓”と心の違和感

こんにちは。
世界中の“リボーンしたい心”に寄り添う、
愛と調和の国際リボーンコンシェルジュ、ヴォワザーちあきです。
結婚を機に「名前」が変わること。
日本ではごく自然なことのように見えるけれど、国際結婚となると、その「自然」はとたんに揺らぎ始めます。
今回のテーマは、「名前」という個人の根幹にあるものに、文化や制度の違いがどう影響するのか。
そしてその中で、自分らしさをどう守るのか──そんな問いに触れるお話です。
◆ 複合姓という選択の裏で
日本では戸籍上、まだ複合姓を認めてられていない。ましてや、夫婦別姓ですら。
でも、世界は広い、ある国では、旧姓とパートナーの姓をつなげる“複合姓”が一般的だったりします。
国際結婚の際、その響きに惹かれ、「両方のルーツを大切にしたい」と思って選んだはずの名前。
ところが、日常生活する中でも名前をめぐる説明が求められる場面が増えました。
たとえば病院の受付、役所の手続き、航空券の予約時……
「どっちが名字?」
「この長い名前、なんて読むの?」
そんなふうに何度も聞かれるたびに、少しずつ心が疲れていくのを感じたそうです。
◆ 名前は、ただの記号じゃなかった
「名前って、こんなに面倒なものだった?」
そうつぶやきたくなる日もあったそうです。
でも、同時にこうも思ったのです。
「どうして、私はこの名前を選んだのか?」
「この名前に、私はどんな願いや想いを込めていたんだろう?」
説明を重ねるたびに、自分のルーツや選択の理由をあらためて思い出すことにもなり、
いつの間にか、名前と向き合うことは、“わたしらしさ”を問い直す時間になっていたのです。
◆ 文化の違いが映し出す、心の揺れ
名前ひとつで、こんなに文化の違いを感じるなんて──
戸籍制度の違い、日常生活での扱われ方、周囲の無意識な反応…。
それらが少しずつ積み重なって、心に微細な揺れを生みます。
けれど、それを外にうまく説明するのは、意外と難しい。
文字にすると“よくある話”になってしまうことも。
だからこそ、声でしか伝えられない感情や空気感があります。
◆ もっと深く、耳で感じてみたい方へ
今回綴ったこのエピソードに込めた想いや、
ここでは書ききれなかった日常のディテール、
それらを「声」でお届けする場所があります。
ポッドキャストでは、名前のこと、文化のこと、そして「自分で選んだ生き方」について、
少し深く、ゆっくりと語っています。
文字だけでは伝わりにくいニュアンスや、心の温度を感じていただけたら嬉しいです。
📣 話の続きを知りたい方は、こちらのYoutube動画をご自身のペースでどうぞ。
◆ 最後に:名前にこめた「生き方」を信じて
名前とは、単なる呼び名ではなく、
自分がどう生きていきたいかを映す“鏡”のようなもの。
誰かのためでもなく、形式のためでもなく、
「私はこの名前で生きる」と決めた瞬間から、
その選択は、人生をデザインする一歩になるのだと思います。
今回のブログは、離婚の話とは違いました。
文化や制度に戸惑うことがあっても、
心が納得できる選択を、自分の軸でしていけたら。
そんな願いを込めて、このブログを締めくくります。