離婚も幸せの第一歩の巻 第3話
【今回のご相談者様】
井上 徹さん 55歳
サラリーマン 子どもなし 結婚18年目
【第3話の解説】
井上さんは奥様に「離婚したい」と伝えました。
しかし、奥様は「離婚しない」の一点張り。
話し合いは平行線のままです。
その後、弁護士に相談して離婚調停、離婚裁判と
手続きを進めます。
井上さんは裁判を最終手段として考えていました。
「この裁判が終われば、妻と離婚できる。
自由な生活を取り戻すことができる。」
そう信じていました。
しかし、5年かかった裁判では
離婚事由(有責配偶者や夫婦関係破綻など)
が無いとの理由で、離婚は成立しませんでした。
「離婚事由が無いって、ありえない!
毎日、つらい思いをしているのが、理由にならない
なんて‥。
時間もお金もかけたのに‥。」
裁判で離婚は成立しませんでしたが
別居しなさいとの判決が出たので
ようやく別居生活を始めることができました。
別居することで、井上さんの気持ちは
かなり楽になりましたが、離れて暮らしていることで
離婚の話し合いがなかなか進まなくなっていきました。
加えて、井上さんは5年間の裁判で疲れ果て
身も心もヘトヘトになっていたのです。
再び話し合いをしようという気力も
どんどんなくなってしまいました。
つづく