笑顔を守るためにの巻 第2話







【2話の解説】
不倫期間、限定で発動していたモラハラは
次第に日常化していました。
『仕事楽なんだから、きちんとやろうよ』
『こんなこともできないのか?』
『うるさい』
とも子さんは、このような発言を日々浴びせられていました。
さらに繰り返される不倫です。
今まで我慢してきた不倫に対しての不満が
抑えきれなくなっていたとも子さん。
何かあると夫に対して
「あなただって不倫しているじゃない。」と
不倫について不満をいうようになっていました。
頭では、言ってはいけない。とは分かっているものの
感情が抑えられないところまで追いつめられていました。
夫婦の言い合いは日を追うごとに
ヒートアップしていきました。
言い合いの回数は増え
夫婦喧嘩は、日常的になり
暴言を叫ばれることも毎日のことになっていました。
もともと
穏やかで優しい性格のとも子さん
夫の言動や不倫により
怒りたくないのに怒り
言いたくもないことを言い
したくもない口論や喧嘩をして
疲弊し心がボロボロになっていくことを
感じていました。
ともこさんから笑顔がなくなっていったのです。
ところがその影響は、
とも子さんだけではなかったのです。
長男のワタル君にも影響が出ていました。
つづく