笑顔を守るためにの巻 第12話






【12話の解説】
別居の提案を受けたとも子さん。
少し考え、すぐに別居を決断します。
それは、全てワタル君のためです。
「あの子、あんなに頑張ってたんだもの!」
「私たち夫婦のせいで受験が不本意な結果になるなんて私、嫌です。」
「だから、別居します。」
「離婚は遅くなってもいいです。」
とも子さんは、別居をすると離婚が遠のいてしまう可能性もしっかりと納得して決断しました。
その決断には
「ワタルには、もっと元気になって笑顔でいて欲しい!
安心して暮らして、ワタルが万全な状態で受験にチャレンジしてほしい!」
という身近でワタル君のことを見ていた
強い母の想いがありました。
共依存に陥っていた頃の
少し前までのとも子さんとは違い
考えられないくらい早い決断です。
これも、自己肯定感を上げていった成果です。
~別居の準備~
・財産の確保
・経済的自立
・共有財産の把握
・子どもの生活環境
・住宅の準備
別居も離婚の準備と同様で
事前に行っておくことが大切です。
事前準備をするメリットは
・離婚、別居後の生活がスムーズに始められる点
・話し合いも自信をもって進められる点
とも子さんは、離婚を迷い始めたころから
徐々に準備を始めていたので
お相手との話し合いも焦らず進めることができます。
つづく