笑顔を守るためにの巻 第10話






【10話の解説】
笑顔を取り戻してきたワタル君ですが
父親が帰宅し、家の扉が開く音を聞くと
走って自室に戻ってしまいます。
極力父親とは、会わないように避けていたんです。
ワタル君にとって父親は
自分では、言われてもどうしようもないことを指摘されるので、顔を合わせることが苦痛な存在になってしまったのです。
それは、これまでとも子さんのことを怒鳴り、責め、
馬鹿にしている光景を目の当たりにしていたこと。
そして、勉強ができなくなり、塾や学校にもいけなくなってしまった
ワタル君に対して夫は
『ワタルッ、勉強をしろ!!』
『なんでできないんだ?』
『受験をしたかったんだろ!?』
『塾は?学校は?どうしていけないんだ?』
などと言われていたことが原因でした。
どうしたらいいのか、なおちゃんに相談します。
つづく