モラハラ撃退術の巻 第15話






【15話の解説】
話し合いのたびに
「離婚したい」
と、洋子さんは夫に伝えます。
「こんなに好きだから離婚したくない
離婚したら生きていけない」
と夫に言われ
「そんなこと言わないで」
と、洋子さんはなだめますが
本気で夫がそんなふうに考えることはないと
分かっています。
こんな様子で、離婚の同意はなかなか得られません。
なおちゃんから聞いていたので
モラハラな相手との離婚話が長期戦になることは理解していましたが
どちらも譲らない状況が続いたため、
洋子さんは
「別居するのはどう?」
と夫に提案します。
夫「じゃあ、転勤願い出す」
洋子さん「単身赴任じゃなくて…私は離婚がしたいの」
夫「離婚することが腑に落ちないんだ」
洋子さん「離婚しても、子どもには会わせる、
ちゃんと会えるようにするから安心して」
こんな話しをしてから
次第に夫の帰宅が遅くなるようになります。
夫にも心境の変化があったのでしょう。
ついに夫が
「離婚しよう、離婚の条件決めよう」
と言ってきました。
洋子さんが離婚を決断してから半年後のことです。
モラハラな言動をしても、優しくしても
洋子さんの決意が揺らぐことがないことに気づき
夫自身が辛くなったのです。
つづく