離婚も幸せの第一歩の巻 第14話
【今回のご相談者様】
井上 徹さん 55歳
サラリーマン 子どもなし 結婚18年目
【第14話の解説】
井上さんは、奥様から「好きだから、離婚したくない」と
言われました。
なおちゃんからのアドバイス通り、その場では否定も反論もせずに「君はそう
思っているんだね」と奥様の発言を承認しました。しかし、心の中では「好き
だからと言われても・・・。無理!絶対無理!」と思っていました
。
奥様は離婚してしまうと、大好きな井上さんと縁が無くなってしまうことから
もう二度と会えなくなってしまうのではないかと、不安に思っているのかも
しれません。
そのため「生活費をもらえなくてもいい、戸籍だけの夫婦でもいい、絶対に
離婚はしない!」と言っているのだと、なおちゃんは仮説をたてました。
離婚に応じてもらうためには、奥様の気持ちに寄り添って、話し合いを続ける
ことが大切です。
そこで、なおちゃんは井上さんに、このような提案をしました。
まず、なおちゃんは井上さんに対して「奥様と交渉するために、歩み寄る姿勢を
見せたいと思います。
離婚した後も時々、奥様と会って話をしたり、食事に行ったりすることは
できますか?」と質問をしました。
なおちゃんは、時々会うことができるのであれば、奥様に夫婦関係を続ける
ことは難しいけれど、離婚した後もたまに会って食事をする提案をすることが
できると考えたからです。
井上さんは「離婚に同意してもらうために、離婚した後も、妻とたまに会って
話をするのか。できるかな?」
自分の心に問いかけてみました。
つづく