円満離婚で離婚をした５０代女性の事例

今日は、「性格不一致」で円満離婚をされた50代女性の話を致します。

この女性は、10年以上、夫との離婚を考えていたのですが、
なかなか決断できずにいました。

夫は、寡黙な人なのですが、
お客さまは、とても明るく活発なので、
性格が全く合わず長年悩んでいました。

ただ、決断をできなかったのは、
夫は優しい人なので、何か大きな不満があるわけではなく、
夫を悲しませるのは本意ではないと悩んでいたのです。

なので、私は、初回相談ではお客さまが今後どうしたいのかを
カウンセリングさせていただきました。

その結果、夫といると自分らしく生きることは難しい。
これからは、自分らしい人生を送りたい！
と思っていることに気がつき、離婚を決断されました。

ただ、夫を憎いわけでも、嫌いになったわけでもないので、
夫をできるだけ傷つけないで離婚をしたいということで
円満離婚のアドバイスをさせていただきました。

そこからは、円満離婚に向けて私と二人三脚で進めて行きました。

その結果、約１ヶ月で離婚の同意を得ることができ、
１ヶ月半で離婚が成立しました。

彼女が、どうして早期解決することができたのかを
お伝えします。

私は相談の中で、毎回「こんな言葉で旦那様に伝えてください」と
伝える言葉をアドバイスさせていただきます。

お客さまは、私がお伝えした言葉を夫と話をする前に
何回も声にだして練習をしました。

自分の言葉になるまでしたのが、良かったのだと思います。
お客さまも、「それが早く離婚ができた要因かもしれない」と話をされていました。

「営業のマインドでお相手と接する」のが円満離婚の基本です。

これを一人で考えて行うのは、意外と難しいのです。

お相手がなかなか離婚に同意をしてくれないと
次にどんな言葉で伝えれば良いのか、分からなくなってしまいます。

また、お相手は、何度も離婚のことを言われているので、
精神的にイライラしてきます。
そうすると、怒らせてしまうポイントが増えてしまい、
言葉を間違えると怒るという地雷を踏んでしまうのです。

お相手は、「何であなたの言うことをきいて離婚をしないといけないのか！離婚をしてあげない！」といった気持ちになってしまうのです。
これを「意地の手があがる」状態と私は言っています。

このお客さまは、私のアドバイス通りに夫へ伝えてくれたことで、この地雷を踏まずに済んだ、つまり意地の手があがらなかったのが、早期解決に結びついたのだと思います。

また、一般的には、離婚の同意を得ることができないと、お客さま自身も精神的に
イライラしてきています。
そうすると、感情的な言葉が口からでてしまう可能性が高くなってしまいます。
私が精神面でのフォローもさせていただいたことで、冷静にアドバイス通りの話をすることができたのも良かったのだと思います。